今年からHONDAエンジンが加わったF1も、もう既に8戦を消化しました。
今年は全部で19レース行われるので3分の1は済み、あと2戦で折り返しというのに、マクラーレンホンダは4ポイント。
ポイントどころか、決勝で最後まで走れたのが、たったの6回(16回中)。
リタイアが8回、そのほとんどがマシントラブルで、ドライバーとしては、競争をする以前の問題。
前戦のカナダGP(第7戦 2台ともリタイア)の終了後には、
「厳しい戦いを予想していたけれど、これだけ噛み合わないと苦しい」
「開幕戦のオーストラリアよりも辛いし、2台そろってリタイアしたマレーシアより、はるかに今日のほうが辛い。これまで積み上げてきたものがあったのに、またスタートラインに立たされたような気分だ」
(ホンダ新井総責任者)
というコメントが伝わってきた。
このようなコメントはこれが初めてではなく、そのたびに、ドライバーのフェルナンド・アロンソとジェイソン・バトンからは「毎週末、大事なことを学び、徐々にいい状態に持っていこう。」「開幕戦から比べると大きな改善を果たしている。時には苦しい日もある。」といったチームへの期待を捨てていないメッセージが聞こえてきた。
そして、昨日のリタイア。しかもグリッド降格を受け入れてのリタイア。アロンソは接触によるリタイアだったが、バトンはマシントラブルという。
バトンは再び「こういう時期にはとにかくポジティブでいることが大事だ。」と言う。
先日のルマン24時間レースでは、「日産は(マシンのパフォーマンスが大きく不足しており)出るべきではなかった」「トヨタは2台走らせるなら(3台走らせないなら 勝てないので)出ない方がマシ」などと言われた。(確か由良氏と長谷見氏だったと記憶している)
F1のホンダはどうなのだろうか。
ここまでドライバーにつらい思いをさせてまで、ホンダは今年F1に出るべきだったろうか。
もっと完成度を上げないと、現在ホンダはF1全体のコンペティティブな魅力を消す役割しかしていないと言われかねないと思う。
厳しい意見になってしまったが、世界一を決めるレースだから、ふがいないでは許されないと思う。
2015年06月22日
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